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Author:はるかわ しおん
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  • 空自F-X、F-22とF-35は非常にマズイのでF-15SEがベターではないのか。という想い。

有識者やマニアの方など、どなたかコメントいただければ幸いです (文章に対する細かいツッコミはご勘弁・・・) 。
タイトルについて、ふと思ったのです。

P1060528.jpg


・はじめに

私は JWings を購読しておりますし、それ以外にもF-Xの情報はそこそこ読んでいるつもりなのですが、こういう論調に当たったことが一度もないのでエントリしております。
もしどこかにこういう論調があったら、ごめんなさい (ぱくったわけではありません) 。


・私の結論

F-22 は現時点でほぼ無敵に近い。よって、後述する一点以外のすべてのデメリットは、無敵というメリットを凌駕する物ではないと仮定します。
F-35 も F-22 と同等と仮定します。

しかし、「無敵」のメリットが生かせる状況は空対空戦闘などの有事においてのみであるのではないでしょうか。
※「無敵」であることにより抑止力が働くであろうということも考えられますが、そこについてもここでは無視します。

私が考える F-22/35 がマズイ理由。
それは、仮想敵国が日本に対してこれまでと比較にならない数の領空侵犯 (に類する) 行為を行うことによって、ステルス機と戦うための多数の情報を収集することができるのではないのかという点です。

そして、それを防ぐためには、ステルス機能を付けたり外したりできる F-15SE がベターなのではないか、というのが私の意見です。


・もう少し詳しく

ステルス戦闘機は、アメリカ (西側) のエアパワーの圧倒的優位を確立しました。
F-22 や F-35 はステルス戦闘機を倒すための方法論がある程度確立されるまでは、ほぼ無敵という状況が保証されています。
※仮に PAK-FA などが実戦配備されたとしても、当面は 無敵(見えない) vs 無敵(見えない) ということで、東西のエアパワーのバランスが均衡するだけだと思われるので、そこは今回置いておきます。

そういうわけで、アメリカにとっては F-35 のステルスに関する情報は相当貴重なはずです。もちろん、より高いステルス性を持った F-22 であれば、それに輪をかけて貴重なはずです。
これらのステルス技術が無効化される状況が到来した場合、エアパワーの圧倒的優位が崩れ去るわけですから当然です。

ただ、まぁ、F-35 はイギリスなども配備するし、そもそも F-X に間に合いそうもないので置いておきましょう。
というわけで F-22 が日本に配備されたときの状況を考えます。

極東地域の二つの某大国が非常に近い環境に、F-22 が本格的に配備される
 ↓
極東地域の二つの某大国が非常に近い環境で、F-22 を用いた訓練を頻繁に行う
 ↓
極東地域の二つの某大国が非常に近い環境で、F-22 を用いたスクランブル体制を取る

さて。
F-22 のステルス技術は非常に貴重です。現時点では、カネに換算できないほどの価値があるような気もします。
逆に、(仮想) 敵国からすれば恐怖以外の何者でもないわけですから、是が非でも情報を収集したいことでしょう。

そんなとき、たぶん敵国は考えます。

アメリカの F-22 が怖いよー!
 ↓
情報をとにかく収集しなければ!
 ↓
あれ? 先制攻撃なんてしないと宣言している国 (しかも領空侵犯されても発砲しなそうな国) に F-22 が配備されたぞ!?
 ↓
徹底的に F-22 をスクランブル発進させて我が軍の戦闘機やら何やらを接敵させて、取れる情報を片っ端から取ってやれ!
 ↓
F-22 と戦うためにはこうすればいいんだ!
 ↓
F-22 がナンボのもんじゃい!


・・・F-22 の弱点が判明してしまった場合、F-22 を導入した日本の防空能力が低下するのもさることながら、アメリカのエアパワーの失墜にまでつながってしまいます。
アメリカが F-22 の輸出を渋っていた大きな理由は、案外このあたりにもある――ということはないですかね、みなさん。


以上が、F-22 の採用がマズイと思う理由です。

そして、その対策として私が考えるのが、

・平時のスクランブル専用の非ステルス戦闘機を導入
・有事の戦闘用のステルス戦闘機を導入

です。
でも、二種類の戦闘機を導入などできるわけがないですね。

そこで候補に挙がってくるのが、(ボーイングが述べる性能が確実に出る上、正面だけのステルス性能がそれなりの効果を発揮するのであれば) F-15SEです。
ステルス性能を用いた訓練を行うとき以外の平時 (≒スクランブル時) はあえてダッシュ4コンフォーマルタンクを付ける。
有事には、ステルス性能を持つコンフォーマルタンク型ウェポンベイを付ける。
それだけで F-22 が持つ危険性を排除できます。

さらに言えば、F-15SE は無敵とまでは言えないものの、別の側面でメリットがいろいろあります。

- F-15FX を先に導入してしまい、あとからコンフォーマルタンク型ウェポンベイを導入することもできる
- F-15FX/SE ならライセンス生産も余裕そう
- F-15FX/SE は安い

だから、F-22 はとりあえずあきらめて、開発中の F-15SE (あるいは、コンフォーマルタンク型ウェポンベイのみ) を考えていく――というのは、いかがでしょうか。


・おわりに

もっとも、私自身は、空自版 F-22 を見たいけどね! :-)


P1060327.jpg



・調べていないこと

- アメリカでは F-22 はスクランブル体制にあるのか否か
  →2009/08/25 追記
   上記写真は横田基地で撮ってきたものです。
   テイルコード "FF" (ラングレー所属) ですが、パイロットによると「Only training.」と仰っていました。

- F-22 の電子機器は高度に融合しているからどれかをオミットすることは非常に難しいって、ホント? (調べる方法などないが)
  →ただでさえソフト開発が大変そうなのに、そんなスパゲッティな状態にするとは思えない・・・

そのうち JWings にでも投稿してみようかと思う。
 →投稿してみた。
  でも、考えてみたら、普段はF-22 に増槽を付けておけばいいのか?
  →なんか、次の JWings に載るみたいです (連絡ありました) 。



コメント

  • 07月 31 2009
    • 2009/07/31(金) 21:33:22
    • [ 編集 ]
    • URL
    • -
それより先に航空自衛隊の戦略とか、
要撃機の意味とか、空戦管制についてとか、
しらべてください。

要撃任務で味方のレーダーに映らない
ステルス戦闘機を使ったら困るでしょう。
いつ接敵するのか司令部がわからない。

ステルスとは、敵レーダー網をかいくぐって
レーダー陣地や対空拠点に攻撃をかけるために必用な性能なのですよ。
> それより先に航空自衛隊の戦略とか、
> 要撃機の意味とか、空戦管制についてとか、
> しらべてください。
>
> 要撃任務で味方のレーダーに映らない
> ステルス戦闘機を使ったら困るでしょう。
> いつ接敵するのか司令部がわからない。
>
> ステルスとは、敵レーダー網をかいくぐって
> レーダー陣地や対空拠点に攻撃をかけるために必用な性能なのですよ。

不勉強で申し訳ありません。
勉強のため、名無し様には、

・空自が「アラートにも就いている F-4 の後継機」として熱望している(いた) F-22 が平時にアラートで使用されない論拠
  →「ステルスとは~」とありますが、あくまで「アラートにも就いている F-4 の後継機」として空自が熱望しているにも関わらず、F-22 が有事状態でしか利用されないという論拠です (空自上層部等でなければ、そんなモノないと思いはしますが) 。

・(上記の話により、F-22 が有事にしか利用されないと仮定して) F-22 の訓練などの結果として他国機による情報収集 (ADIZ付近の滞空や、領空侵犯) の増加があり得ない論拠
  →私は何よりも、F-22 導入後の状況の変化について、皆様に強調しておきたいのです (その点を論じている資料を見たことがないですから!)。
   少なくとも JWings 誌上では、田母神さんのインタビューですら、F-22 導入後の抑止力アップについてまでしか論じておりませんでした。

をご提示いただきたいです。


・・・ただ、記事の末尾に『普段はF-22 に増槽を付けておけばいいのか?』としたとおり、
そうやって RCS を増大させるだけで大部分の問題は解決できるような気はしています。
 →空自としても、そう考えていたのかもしれません


なんにせよ、F-4 の後継機として導入する F-22 (のようなステルス機) が、アラートに一切使われない論拠をご提示いただければ、私も勉強になります。
  • 08月 06 2009
    • 2009/08/06(木) 02:07:34
    • [ 編集 ]
    • URL
    • 門外漢-
ステルス云々に関してより、スーパークルーズを含めて、F-22は航続距離が長いから諸外国は拒否感を示すと聞きました。F-35は航続距離が短いのでそれほど危機感は持たれないと聞きましたよ。
>>要撃任務で味方のレーダーに映らないステルス戦闘機を使ったら困るでしょう。いつ接敵するのか司令部がわからない。
というのは、正直理由になるとは思えません。ステルス機能を外すくらいなら、情報発信をすれば良いだけでしょうから。
> ステルス云々に関してより、スーパークルーズを含めて、F-22は航続距離が長いから諸外国は拒否感を示すと聞きました。F-35は航続距離が短いのでそれほど危機感は持たれないと聞きましたよ。

なるほど。そういう観点もあるわけですね。
F-22 は絶望的になってしまったようなので、将来的な F-35 導入は確実かもしれませんね。


# 関係ないですが、丁寧なコメントを付けていただけると、ほっといたします。ありがとうございます。
  • 02月 14 2010
    • 2010/02/14(日) 17:55:14
    • [ 編集 ]
    • URL
    • SFo5/nok
今期F-XでF-22を導入したとしてもF-2やF-15
近代化改修機があるわけですしその点ではF-22を導入しても(できそうにないですが)問題ないかと思えます。また、うろ覚えですみませんがたしかF-22には普段はステルス性を分からせないために外に何かしらをつけていたと思います。
> たしかF-22には普段はステルス性を分からせないために外に何かしらをつけていたと思います。

なるほど、それは知りませんでした。
例えば、ハードポイントにラックだけ (増槽を付けない) で運用していたりするのでしょうか。
まぁ、平時ならそうするよなー・・・

しかし先日 PAK-FA (T-50) の初飛行がニュースでやっていたし、(F-X でステルス機を導入できるか否かに関わらず) 電波ステルス機への対策が急務ですね・・・。

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